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出典:あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(松竹)
こんにちは、ほわほわです。
今日は、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』を見た感想と、筆者が思うこの作品の魅力について紹介したいと思います!
原作が実写化された戦争ものの邦画で、現代から戦時中にタイムスリップした女の子と、特攻隊がメインで出てくる感動作です。
最近映画館で見てきました〜😭
皆さんにもぜひ見てほしい作品です。
行くぞ〜
基本情報
公開日
2023年12月8日
上映時間は127分!
ストーリー
親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの高校生の「百合」。ある日、進路をめぐって母親と喧嘩をして家出をし、近所の防空壕跡に逃げ込むが、朝目が覚めるとそこは1945年の6月...戦時中の日本だった。 偶然通りかかった「彰」に助けられ、軍の指定食堂に連れていかれる百合。 そこで女将の「ツル」や勤労学生の「千代」、彰と同じ隊の「石丸」、「板倉」、「寺岡」、「加藤」 たちと出会い、日々を過ごす中で、彰に何度も助けられ、その誠実さや優しさにどんどん惹かれていく百合。 だが彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だったー。
出典:映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』公式サイト|6.14(金)Blu-ray&DVD発売(一部変更して引用)
映画版 登場人物
加納百合[演:福原遥]
18歳。高校3年生。母親と2人暮らし。
母親と喧嘩して家を飛び出し、1945年の終戦間際の世界にタイムスリップしてしまい、彰と出会う。
佐久間彰[演:水上恒司]21歳。特攻隊員。北国出身。体調不良で動けなくなっていた百合と出会い助ける。
両親と妹「ナツ」がいる。早稲田大学で哲学の研究をしていたが、召集令状を受け入隊する。
●百合の関係者(1945年)
ツル[演:松坂慶子]鶴屋食堂(軍指定食堂)の女将。50歳くらい。
百合を娘のように思い、住み込みで働くよう勧める。
千代[演:出口夏希]近所の魚屋の娘。毎日店に魚を配達してくれる少女。百合の友人となる。
●特攻隊員(1945年)
石丸智志[演:伊藤健太郎]お茶目で明るいムードメーカー。千代が密かに思いを寄せている。
寺岡昌治郎[演:上川周作]包容力のある穏やかな人柄。隊員たちに信頼されている。妻の靖子、娘の佳代がいる。
加藤[演:小野塚勇人]熱血漢。三代続く軍人一家。
板倉[演:嶋崎斗亜]最年少の隊員。末っ子らしい愛嬌があり、年上の隊員たちに可愛がられている。
出典:
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 - Wikipedia(一部変更して引用)
作品の魅力
主人公「百合」の心境の変化
最初に、この作品は主人公「百合」の成長物語でもある。
いろんな現実の問題に直面し心が荒んでいた百合。
しかし、1945年太平洋戦争末期にタイムスリップしたことで、その時代に生きる人々との触れ合いや戦争の悲惨さを目の当たりにし、現実世界での生き方が変わる。
彼女が将来どんな選択をするのかも見ものだ。
戦時中の特攻隊取り巻く人間模様
「百合」がタイムスリップした先(太平洋戦争末期)では、出撃を控えた特攻隊と彼らを支える人達の人間模様が見られる。
特攻隊と言えど、彼らはみな感情を持った人間。
美味しいご飯を食べたり仲間と笑い合ったりと、現代の人々と "幸せ" は変わらない。
それぞれ愛する人がおり、また夢を追いかけていた中での出陣となった。
そんな彼らが飛び立つまでの軌跡を垣間見ることができる。
彰と百合のシーン
2人の純粋な気持ちは、百合畑と共に美しく描かれていた。
この "百合" は、特に原作で読むと分かるが、かなり物語に重要な役割を果たしている。
夜の百合畑のシーンが儚くてきれいだったなぁ
石丸さんと千代ちゃんのシーン
特攻隊の石丸さんと女学生の千代ちゃんのシーンは、個人的に1番感動した。
いつもおちゃらけているように見える石丸さんだが、その明るさが儚く切ない。最後まで相手のことを考えた行動、覚悟を決めた強い姿は真の漢だった。そして、彼を想う千代ちゃんの健気な姿勢にも胸を打たれる。
昭和の男性と昭和の女性が美しく描かれていた。
軍指定食堂「ツル」さんの存在
この作品で忘れてはならないのは、軍指定食堂で働く「ツル」さんの存在。
彼女は特攻隊たちを明るく出迎え、そして見送っている人物だ。
自分を犠牲にしてでも、国のために若くして去る特攻隊たちが、"せめて最後は幸せな気持ちで飛び立ってほしい" と、おいしい料理を振る舞ったり明るく場を盛り上げたりする献身的な姿は胸を打つ。
彼女の存在はとても大きく、この作品により深みを増していた。
百合と千代の対比
令和の女性「百合」と昭和の女性「千代」の対比も見られた。
愛する人への想いの伝え方に、それぞれ "令和の女性らしさ" と "昭和の女性らしさ" が表れている。
どちらも想いが強いのは変わらない。
方法は違えど、いつの時代も相手を想う気持ちは同じなのだと感じた。
特攻隊達の意見衝突シーン
以下、少しネタバレになります
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彰が所属する特攻隊のチーム内で意見が衝突するシーンにて。
仲間の隊員から軍人としての尊厳を傷つけられるような厳しい意見を言われた加藤。
普段は厳格で厳しい性格の彼だが、その時だけは何も言わずじっと耐えており、代わりに温厚な性格の寺岡が仲間を思いその隊員を殴った描写が胸熱だった。
エンディング「想望」と "彰"
厳しい現実を前にするも覚悟を決め、本音を語らず感情を表に出さない彰。
国のため、愛する者のため特攻隊として飛び立って行った彰だったが、エンディング「想望」の歌詞にその隠された悲痛な思いが表れているようで切ない。
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原作を読んでほしい!!
映画版もいいですが、さらにこの作品を楽しむために、原作を読むことを強くおすすめします!!
映画版だけでは分からないことが原作を読むと理解できて、より感動します😭
原作↓(続編もあります)
それと実は...
映画版に関して少し残念に思ったことがあったんです(´・ω・`)
シーンの構成が不十分(ちょっと雑...?🤔)に感じられて、気持ちが追いつかない部分があったのと、原作にある映画版にも入っていたらよかったなと思う感動シーンがいくつかなかったのが勝手ながら惜しいと感じてしまいました。
もう少しディーテールにこだわってほしかったかな...?
せっかくすごく素敵な作品なのにもったいない!!と思ってしまったよ
ただ、一方で石丸さんと千代ちゃんのシーンは映画版でより感動的に描かれており、心を射抜かれました🥹✨
映画版、原作、それぞれ良さがあると思うので、どちらも見てほしいです!!
予告編と公式ページ
公式ページはこちら↓
まとめ
この作品は見るべし!!
今日の記事はここまでだよ。
またね~