ブログの筆者：ほわほわ
ある日のこと。（過ぎし日）
今日も学校だ〜〜
いつも通りほわほわは起きた。
ほわほわは朝が極端に弱く、寝坊の常連だ。
今日は学校まで走らなくて済むのか。
起きて時計を見るのは占いのようなもので、今日1日のほわほわの運命が決まる。
頼む、出発の1時間前であってくれ...
そう祈りながら、おそるおそる時計に目を向けた。
すると、
あれ、出発の2時間前...？
ってことは・・・
やった...？
や、やったぞ！
ほわほわは早く起きれたんだ！！
今までのほわほわはいつも遅刻の恐怖と戦っていた。
なぜ起きなかったんだと自分を責めることから始まり、
間に合わなかったら？怒られたら？
そんな恐怖に怯えながら冷静に準備をして、安全に走らなくてはならなかった。
本当に心臓に悪いもんだ。
しかし、今日は違う。
今日は平和な朝だ。
今日のほわほわは優秀だった。
嬉しさを噛み締め、自分に拍手をした。
さて、出発まで何をしようか。
今日はたっぷり時間がある。
憧れの朝活でもしようか？
カーテンを開けて日光を気持ちよく浴び、白湯をゆっくりと味わう。
あー、健康的だナァ
朝ごはんはやっぱり目玉焼き〜
ご飯とみそ汁も温めて〜🎶
優雅に朝を過ごし、ほわほわは余裕を持って学校へと出発した。
幸せだ〜
こんな優雅な日があるもんだ。
それにしても、なんか今日人少ない？
気のせいか...あ、分かった
みんなまだ家なんだ！これから出発するのね
余裕を持って登校しなきゃダメだよ〜
いつもの自分を棚に上げ、そんなことを考えながら早く着きすぎるかな？
くらいの時間に教室に入ろうとした、
その時。
みんな、もう少し頑張ってー
授業後少しだからねー
ん？教室に誰かいる
こんな朝早くに何やってるんだろう？
...教室間違えたかしら？
Uターンしようとしたが、確かに聞こえてくる声は先生で間違いない。
ほわほわは教室を少し覗いてみた。
あれ、授業中...？
そんなわけないじゃない〜
だって今日は授業の30分前に教室に着いた。
きっと早く集まってみんなでおしゃべりしてるのよ！
ほわほわは教室に入った。
おはようございます〜
ん？、やっぱりなんか違う、
がっつり授業してるぞ、、
ちょっと入りづらいナ
なんでこんな朝早くから？
ほわほわは訳が分からなくなり聞いた。
あの、すみません
今日はなんで朝早くから授業を...？
すると先生は言った。
ん、いつも通りですよ。
でも、まだ授業始まるまで30分くらいありますよね？
するとクラスメイトの子が、
ほわほわちゃん、どうしたの？
“もうすぐ授業終わるよ”
しばらく思考停止した後、ほわほわは時計を見上げた。
するとその時計は思っていた時刻の1時間後を指していた。
・・・・・・。
あー、そういうことか
なるほど。
ほわほわは察した。
朝感じた幸せはなんだったんだろう.....
授業が全て終わり、ほわほわは切ない気持ちを抱えたまま家に帰宅した。
時計は起きた時刻と同じ時刻を指していた。
電池変えなきゃ...
次の日の朝。
今日からまた通常運行。
急いで身支度をしてご飯をかきこみ、
ほわほわは学校まで走って行くのであった。
（完）
最後まで読んで下さり、ありがとうございました🐥
